「ヤバいヤツ連れてこい!」木村“フィリップ”ミノル、戦慄のブラジリアンフック炸裂で豪快KO勝利

K-1屈指のアグレッシブファイター、木村“フィリップ”ミノルが、またも圧巻のKO勝利を見せた。


6月17日のさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ大会。木村は当初、世界タイトル挑戦経験もあるメルシック・バダザリアンと対戦予定だったが、バダザリアンの負傷により急遽、相手が変更に。


新たに決まった相手は山際和希。木村と同様、昨年のウェルター級世界トーナメントにも出場した選手だ。2週間前に試合をしたばかりの山際だったが、木村戦は大チャンス。大崩れしない的確性もあり、木村にとっては決してやりやすいタイプとは言えない。


だが、木村は連勝中の勢いそのままに大爆発。大阪のハードラッパー・MC TYSONに先導されて入場すると、試合ではフェイントを交えつつ圧力をかけていく。


山際のローキックをブロックしながら、木村は踏み込んでパンチ。コンビネーションからの左フックでダウンを奪うと、その後も強烈な左右フックの連打。そして一瞬の隙をついて左フックをジャストミートし、完全KO勝利を決めた。


結果としては1ラウンドKOだが、この日の木村はただ拳を振り回すだけでなく、冷静に相手を追い詰める姿が印象的だった。それが木村の成長であり、かつてのような不安定さはなくなってきたと言ってもいい。


試合後の木村は「僕はベルトないし、勝ち続けた選手でもないんですけど。ファンには2、3年悲しい思いをさせてしまって。でも約束します。もう長いスランプは抜けたんで。僕の試合、楽しみにしてください」。


KrushでもK-1でもタイトルに届かず、RIZINでも屈辱を味わった木村。アグレッシブだからこそ隙が生まれてしまうことが魅力であり弱点でもあったが、ここにきて一段階レベルアップしたようだ。


「またヤバいヤツ連れてきてください。たぶんああなる(KO)んで」


そう語った木村だが、誰よりもヤバさを増したのは本人だろう。そう遠くない将来、“無冠の帝王”卒業のチャンスも出てくるはずだ。

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