「甘えてる」「怖くない」先輩レスラーたちがアプガ(プロレス)に強烈ダメ出し連発!

(山下、坂崎、辰巳、中島のトップ選手(左4人)に挑むアプガ(プロレス)のミウ、ヒカリ、ヒナノ、ラク)


6月27日、新宿FACEにて、東京女子プロレスとアップアップガールズ(仮)、アップアップガールズ(プロレス)のコラボイベント「アップアップ東京女子(プロレス)(仮)~全員一緒にアッパーキック!~」が開催される。


試合に加えライブも行なわれるこのイベントでポイントになるのは、アプガ(プロレス)のメンバー。ヒカリ、ミウ、ラク、ヒナノの4人だ。


アプガ(プロレス)は東京女子プロレスが属するDDTグループとアプガの合同企画としてオーディションから生まれたグループで、昨年夏からアイドル活動を開始するとともにプロレスの練習を重ね、今年1月4日の後楽園ホール大会でレスラーデビューを果たした。


それから半年、アプガ(仮)も登場する「アップアップ東京女子」は、メンバーの成長を見せる絶好の機会。もちろんそれは「成長が問われる試練」でもある。


この大会で、アプガ(プロレス)のメンバーはそれぞれ団体トップ選手たちとシングルマッチで対戦する。6月19日の会見では、カード決定の抽選会を実施。その結果、以下のシングル対決が決まった。


坂崎ユカvsヒナノ

山下実優vsミウ

辰巳リカvsラク

中島翔子vsヒカリ


山下は東京女子の現シングル王者。坂崎、中島、辰巳は今年のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」ベスト4に残っている選手で、アプガ(プロレス)には大きな壁だ。


会見では、対戦カードごとに選手たちがコメント。坂崎とヒナノは東京女子らしい和やかな雰囲気だったが、それ以降はトップ選手たちからの厳しい言葉が続いた。


「この試合をチャンスにしたい」というミウを、山下は「私はチャンスにするつもりはない」とバッサリ。受けて立つのではなく、あくまで全力で倒しにいく姿勢を見せた。「去年の夏に大先輩から言われたことでもあるので」と山下。昨年8月、“女子プロレス界の横綱”里村明衣子との対戦に向けた会見で、憧れの選手と闘う喜びを口にしたことを一喝された経験があるのだ。


その時の自分を、今のミウに重ねたのだろう。リングで対峙すれば憧れなど関係なく、相手に勝つための姿勢が求められるということだ。


かつてアイドル活動をしていたこともある辰巳は「刺激をもらえそう」というラクに向け「ラクだけじゃなく、アプガ(プロレス)のみんなは甘えてる。いい環境にいるのに熱意が伝わってこない」。自身はマネージャーもいないグループに所属、グッズ運びからすべて自分で行ない、しかも「上(の人間)から、明日からお前の活動はないってクビ宣告されたこともあります(その後、活動継続)」という。「アイドルはよく全力で頑張るって言うけど、言葉にするのは簡単。試合で見せてほしい」とも。


中島は、アイドルライブと試合のコラボイベントが団体初期に近い興行形態ということで「懐かしい感じ、原点を思い出しますね」。しかしヒカリについては能力の高さを認めながらも「まだ怖くはない」と語り、イベントとしても試合としても「お祭りに行くような気持ち」だと語った。つまり“闘い”のレベルではないということだ。


対戦する以上は“敵”とはいえ、先輩たちから予想以上のダメ出しを食らったアプガ(プロレス)。メンバーの顔つきは一気に険しいものとなり、ここでスイッチが入ったとも言える。「こういう言葉をいただいて、もっと成長できる」と語ったのはヒカリだ。


アイドルとのコラボイベントだが試合は試合。これまでに味わったことがないほど苦しい闘いになる可能性が大きいが、それは“歌って踊って闘える最強アイドル”を目指す彼女たちが避けて通れないもの。アイドル戦国時代を闘い抜いてきたアプガ(仮)譲りの度胸と根性、負けん気が試されるシングル4連戦だ。


文・橋本宗洋

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