沙希様、伊藤麻希に善戦! アプガ(プロレス)、フェス出演と同時にリングでも全開

現在、東京女子プロレスのリングではアップアップガールズ(プロレス)の成長が大きな見どころの一つになっている。

(ヒカリは沙希様に渾身のスリーパー。あわや大金星という場面だった)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


アイドルとプロレスの同時進行で活動する“歌って踊って闘える”グループを目指し昨年結成。今年1月4日の後楽園ホール大会でプロレスデビューを果たした4人組だ。


パワーファイターのミウ、正統派のテクニックを使うヒカリなど、試合を重ねるごとにメンバーの個性も際立つようになってきた。もともとアイドル志望で、プロレスに戸惑いがあったメンバーも、頑張れば頑張っただけ声援が送られるプロレスにやりがいを感じるようになった。

(NEO美威獅鬼軍はアズサとマーサが沙希様の寵愛をめぐって仲間割れ。試合後はお説教タイムに)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


6月27日の「アップアップ東京女子(プロレス)(仮)」では先輩グループのアプガ(仮)とも共演。試合では団体トップ選手に挑み、大きな経験値を得ている。


しかもこの夏は大型アイドルフェス出演も決まり、まさに勝負の時。7月7日に開催された、アプガ(仮)、アプガ(2)※2期、アプガ(プロレス)とアプガグループが勢ぞろいする「アップアップガールズ(フェス)」もポイントだった。

(3人がかりで蹴りを見舞うアプガ(プロレス)。特に伊藤に対しては強気の攻めが目立った)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


先輩たちと同じステージでライブ、しかもメンバーをシャッフルしたり、(仮)の衣装を着てのパフォーマンスもあり、アプガイズムを受け継ぐ者としての決意も高まったはずだ。アプガイズムとは自分が選んだ道を「勝てなくても負けない」と突き進む強い気持ちであり、武器は度胸と愛嬌とド根性にほかならない。


その翌日、7月8日の東京女子プロレス・両国KFCホール大会でも、アプガ(プロレス)のメンバーはその闘いぶりをファンの心に刻んでみせた。


ヒカリは中島翔子、上福ゆきと組んでNEO美威獅鬼軍(沙希様&アズサ・クリスティ&マーサ)と対戦。結果として沙希様の必殺技ベルサイユ式フットチョークに沈んだヒカリだが、ミサイルキックからコブラツイスト、スリーパーからの回転足折り固めとたたみかけ、沙希様を追い込む場面を作っている。沙希様も以前からヒカリを意識するようなコメントを残しており、今後もこのマッチアップは楽しみだ。


またミウ、ラク、ヒナノは伊藤麻希&瑞希の伊藤リスペクト軍団に現シングル王者・山下実優を加えたトリオと対戦。伊藤との初遭遇、アイドル対決、そしてチャンピオンに立ち向かう試練と様々なテーマが含まれた試合だ。

(伊藤はアプガ(プロレス)の持ち味を受け止めつつ勝利。今年に入って使っている倒れ込み頭突きはこの表情)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


試合前の会見では伊藤を怒らせ、ツイッターで「伊藤をキレさせたらたいしたもんだ」となぜか長州力ふうのリアクションを引き出しているミウ。試合ではショルダーアタック、ベアハッグとパワフルな攻撃で互角の闘いを見せる。ヒナノは側転しながら腕を取ってのアームホイップ、ラクは脳天へのチョップとそれぞれが得意技を繰り出し、伊藤をふらつかせることに成功。


メンバーの中で一番おっとりした雰囲気のラクだが、伊藤には鋭いエルボー連打も。最後は伊藤が腕取り式頭突きからDDTを決めてラクから3カウントを奪ったが、アプガ(プロレス)のイキイキとした動きも目立った。


ちなみのこの興行は昼間に行なわれ、メンバーは試合と物販を終えると横浜に移動。今度はアイドルとしてビッグイベント「アイドル横丁夏祭り!!」でライブを行なった。試合と「夏の3大アイドルフェス」のダブルヘッダー。前日のアプガ(フェス)も含めたこの“連戦”は他のアイドルにも他のレスラーにもできない、アプガ(プロレス)ならではの活動だ。


8月は東京女子のビアガーデン大会の翌日に「TOKYO IDOL FESTIVAL」に出演。後楽園大会の次の日が「@JAM EXPO」となる。ハードスケジュールの先にどのような変化が待ち構えているのか。前代未聞、前人未到のアイドルグループにしてレスラーになる可能性を、彼女たちは秘めている。


文・橋本宗洋

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