連敗の大家健、大会中に失踪か…!?ガンプロに今成時代到来、後楽園再進出

“どインディー”団体ながら「プロレスをメジャースポーツに」というスローガンを掲げるDDTブランドの団体ガンバレ☆プロレスが、8月11日の成増アクトホール、12日の板橋グリーンホールと2連戦を行なった。トーナメント「ガンバレ☆クライマックス」である。

(連敗した大家は大会中に会場を後にし、タクシーに乗り込んで何処かへ消えた)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


所属選手の翔太が言及したように、某メジャー団体が日本全国を巡ってのリーグ戦を開催し、この週末は日本武道館でファイナル3連戦。一方ガンプロはといえば板橋区内、それも同じ東武東上線沿線(成増と大山)での大会だ。しかし、そこで「乗ろうぜ、東武東上線!」を合言葉にしてしまうのがガンプロ特有のバイタリティである。


トーナメントでは、団体創設者で代表・エースの大家健に反旗を翻した今成夢人が“今成革命”の勢いそのままに勝ち進み、見事に優勝。

(連戦の締めは「いくぞ、後楽園!」)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


今成は1回戦で2階席からのダイビング・エルボードロップを繰り出し、観客を驚愕させると、2日目は準決勝で翔太戦、決勝で冨永真一郎戦と同世代の盟友との試合を制した。DDTの映像スタッフでもある今成だが、レスラーとしての強烈な個性、狂気を感じさせるプロレスへののめり込み方はタダゴトではない。


一方、大家はトーナメントで1回戦敗退。翌日はタッグマッチでも黒星を喫し「もういい!」とコスチューム姿のまま荷物を持って会場を後にしてしまう。スタッフから「まだ大会中ですから。代表なので」と引き止められても大家は振り返らず。

(今成は翔太、冨永と思い入れの強い相手に勝利しての優勝)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


その後はツイッターで「このまま終わるのはいやだ!」というつぶやきを残しただけとなっている大家。かつて失踪騒動を起こしたこともあるだけにファンの心配も募るところだ。しかしこのトーナメントで、今成と大家のコントラストがこれ以上ないほどはっきりしてしまったとも言える。


2連戦を締めることになった優勝者・今成は「俺が引っ張っていくしかない」とエース宣言。9月13日の市ヶ谷大会を「今成革命成就記念興行」として仕切ることに。さらに会場にいたDDTグループの大社長・高木三四郎を呼び込むと、ガンプロ2度目の“聖地”後楽園ホール大会開催をアピールした。


「大家がいなくても後楽園でできるのか?」という高木に「いなくてもやります!」と今成。この熱意を高木も認め、12月16日、DDT本隊で押さえていた後楽園をガンプロに譲ることになった。ただし高木からは、満員を目指すのは当然として「#ガンプロか#今成革命をツイッターのトレンド入りさせる」という条件も。


ガンプロは一昨年10月に初の後楽園大会を開催している。その時は大家が「満員にならなかったら引退」を宣言、決死の営業と周囲のバックアップとプロレスファンの心意気が奇跡的に噛み合い、超満員を記録している。では今回はどうか。“外”に向けての話題性ではこのところ落ち着いてしまった感があるガンプロだけに、今成体制での巻き返しがポイントだ。それこそ関連ハッシュタグをトレンド入りさせるくらいの話題性は必須になってくる。

(トーナメント1回戦、2階席からのダイブを見せた今成。目には狂気と覚悟が宿る)


「プロレスという沼はどんどん抜け出せなくなる」と翔太が言えば、今成は「ガンプロがその沼の入り口かもしれない」。彼らに限らず、ガンプロに参戦するのはプロレスが好きでたまらない人間たちだ。そもそも「ガンバレ☆クライマックス」は、賞品も賞金も出ない闘いだった。その熱、プロレスが好きだというシンプルな思いをどう“外”に伝えていくか。そして大家健は戻ってくるのか。無闇に熱いドラマが板橋区から始まった。

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