「両国メインでヒドい試合をする」男色ディーノ、衝撃の王座強奪 防衛戦で里村明衣子と対戦へ!

DDTの大一番、10.21両国国技館大会のメインの座をかけた闘いが不穏な様相を見せ始めた。

(タイトル戦が決まり、激しく睨み合う里村とディーノ)

(C)DDTプロレスリング


このビッグマッチを締める試合は、KO-D無差別級選手権試合。その時点での王者に、現在行なわれている「KING OF DDT」トーナメントの優勝者が挑む。


トーナメントは8月25日、26日と連続開催の後楽園ホール大会で準々決勝から決勝までを一気に実施。ここで最強のチャレンジャーが決まることになる。


一方、揺れ続けているのが王者の立場だ。今年4月、入江茂弘が竹下幸之介からベルトを奪い、安定政権を築いていたかに思えたが、この夏のアメリカ遠征でサミ・キャラハンに敗れてしまう。入江はすぐに王座奪還を果たしたが、この時点で「両国メインは入江で確定」とは言えなくなってきた。

(入江は今林久弥APに再戦を組めと迫ったが、ディーノは「いつどこ権」以外でのタイトル戦を拒否)


そして8月14日の「DDT LIVE! マジ卍」。生中継大会で事件が起きた。


この日のメインは、入江&ジェイソン“ザ・ギフト”キンケイドvs石川修司&マッド・ポーリー。全日本プロレスで三冠ヘビー級王座を獲得したこともある石川は「マジ卍」初参戦。王者となった入江とのマッチアップは期待通りの大迫力となり、最後は入江がビーストボンバーでポーリーを仕留めた。


その試合後、「いつでもどこでも挑戦権」を持つ“女子プロレス界の横綱”里村明衣子がリングへ。8.28「マジ卍」での挑戦を表明した。これで男女の枠を超えた実力者対決が実現と思いきや、割って入ったのが男色ディーノだ。ディーノはその場でKO-D無差別級王座に挑戦するという。「いつどこ権」を持っていないはずのディーノだったが、場内ビジョンの映像でスーパー・ササダンゴ・マシンから譲渡されたことが判明。これにより王座戦が緊急決定した。


石川、ポーリーとの闘いで疲労困憊の入江に襲い掛かったディーノは男色ドライバー。入江のビーストボンバーを返すと丸め込みを連発し、ゲイ道クラッチでまんまと3カウントを奪ってみせた。


久々の戴冠を果たしたディーノは、DDTプロデューサー就任以来、このチャンスをうかがっていたという。目的はもちろん、両国のメインイベント。

(ベルトを誇示するディーノ。両国への思いから涙声になることも)

(C)DDTプロレスリング


「私はいつだって両国メインに立ちたくて闘ってきた!」


そう言って声を震わせる場面もあったディーノ。両国での大会開催が当たり前ではない時代からDDTを引っ張ってきただけに、メインイベントへの思い入れも強い。


そんなディーノを「泣いてんじゃねえ!」と一喝したのが里村。「お前なんて目じゃない」と、8.28「マジ卍」ではディーノに挑戦することになった。男色ディーノvs里村明衣子のタイトルマッチ。異色かつ豪華な、展開がまったく読めない顔合わせだ。


「両国メインでヒドい試合をする」、「私はDDTらしさとは何かをずっと考えてきた。その答えを出す場が両国メイン」だとディーノ。対する里村は、あくまで強い相手と闘いたいという希望もあり、ディーノに勝ってチャンピオンになった上で入江と正式に対戦したいという。


ディーノが勝てば両国メインが決定。しかし里村が勝てばまだ分からない。DDTファンにしてみれば、ディーノのひのき舞台が見たいという気持ちが強いだろう。一方で里村vs入江も注目カードであり、なおかつ里村が王者として両国メインに立つことになれば大快挙だ。そして、どんな可能性も否定できないのがDDTという自由なリング。さらに過熱したディーノと入江の因縁も含め、両国メイン正式決定まで、どんな動きがあってもおかしくないだろう。


文・橋本宗洋

続きを見る