DDTプロレス再編、勢力図が大きく変わる!若手ブランドDNA、涙の活動休止

DDTの若手ブランド興行であるDNA(DDT NEW ATTITUDE)が、8月10日の北沢タウンホール大会をもって活動休止となった。

(DNAラスト興行での記念撮影。このところヒールとしてDNA勢と敵対してきた吉村もリングに)

(C)DDTプロレスリング


2014年11月に旗揚げしたDNAからは、今やDDTトップレスラーの1人となった樋口和貞、プロレスリングBARARAの新エース候補・中津良太、「マジ卍」トーナメント優勝の梅田公太など有望選手が数多くデビューしている。


梅田は「ここでメインを張らせてもらったことがいい経験になりました」と語っている。DDT本興行では若手でも、DNAでは主役。それだけ自覚も責任感も出る。他団体・フリーの強豪と対戦する機会も多かった。


最終戦のメイン、タッグマッチで勝俣瞬馬に勝った梅田は、マイクを握ると思わず涙。普段はクールで無口なだけに、その姿は胸に迫るものがあった。


ただ、高木三四郎社長によれば活動休止は「役割を終えた」ため。樋口はすでにDNAを卒業、梅田と勝俣はKO-D6人タッグ、MAOはタッグのベルトを巻いており、 DDTでも充分に存在感を発揮している。DNAの活動休止は、彼らが“若手”を卒業したということでもあるのだ。

(8.12ガンバレ☆プロレス板橋大会で入団が発表された岩崎)

(C)DDTプロレスリング/宮木和佳子


そして選手たちは、それぞれの道を歩み出すことになった。 DNA活動休止興行の翌日、11日のプロレスリングBARARA成増大会で下村大樹が移籍を表明。12日には岩崎孝樹かガンバレ☆プロレス入りを果たした。台湾から参戦していたレッカは日本を離れることに。さらに14日の「DDT LIVE! マジ卍」では元DNA勢のドラフトを実施。下村、岩崎以外の選手は DDT所属となり、それぞれ希望するユニットへ。

(常にALL OUTしているという飯野。彰人とのタッグ対決で力を認められユニット入り)

(C)DDTプロレスリング


勝俣はこれまでもメンバーだったALL OUT。飯野雄貴も査定試合を行なった結果、ALL OUT入りが認められた。また島谷常寛は東京女子プロレス入団希望を表明するもアッサリ断られ、DAMNATIONの仮マネジャーとして採用。渡瀬瑞基は変わらず入江茂弘率いるRENEGADESの所属となった。


梅田、MAO、上野勇希は DDT正規軍へ。吉村直巳は竹下幸之介からのALL OUT入り要請があったものの、一人で「やりたいようにやっていく」と宣言した。

(上野はHARASHIMA、大鷲とディザスターBOXへ)

(C)DDTプロレスリング


この再編の中、 DDT随一のバラエティ系ユニット「T2ひー」の解散を高木が宣言。立場が宙に浮いた形の大鷲透にHARASHIMAが声をかけ、かつて2人が組んでいたユニット「ディザスターBOX」の再結成を呼びかけた。そこに上野も(あまり事情が飲み込めないまま)加入。かつてはヒールユニットだったが、新生ディザスターBOXはDDT正規軍内のチームとして「をDDTを明るく照らす太陽のようになりたいですね!」(HARASHIMA)。


こうして、DNAの活動休止はDDT勢力図の行方にも大きく関わることに。それぞれの場所でどんな輝きを見せるか。選手たちには新しい闘いが待っている。


文・橋本宗洋

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