沙希様、最後の「お試愛」 アップアップガールズ(プロレス)・ヒカリに英才教育

東京女子プロレスが8月18日に開催した名古屋大会は、8.25後楽園大会を控えて“節目”の意味も持つものになった。

(最後まで「強く、気高く、美しく」を貫いて帰国した沙希様)


おフランスはパリから強さ、気高さ、美しさを布教するために参戦していたNEO美威獅鬼軍の沙希様は、この名古屋大会を終えると帰国。最後の「お試愛」として、以前から気になっていたというアップアップガールズ(プロレス)のヒカリと対戦した。


過去、タッグでの対戦で何度も沙希様に痛めつけられてきたヒカリはこのチャンスに奮起。鋭い蹴りを食らいながらも必死でエルボー、ドロップキックを返していく。沙希様があえてそれを受け止める場面もあった。

(ヒカリも変形グラウンドコブラなどで大健闘。しかし内容にも結果にも悔しさが隠せなかった)


コブラツイストからグラウンドコブラ、そこから胴絞め式に変化して沙希様を追い込んだヒカリ。ミサイルキックも見事に決まったが、ハイキックで動きを止められるとアカデミー賞(二段蹴り)が顔面に。


これまではベルサイユ式フットチョークでのフィニッシュだったが、沙希様に別の必殺技を出させたところにヒカリの成長があった。ただ、目をかけた相手だけに沙希様の攻めも厳しい。当たりが浅かったためか、沙希様は容赦なく2発目のアカデミー賞を叩き込む。新人のヒカリ相手に英才教育とも言える闘いを見せ、沙希様はパリへと帰っていった。


なお、沙希様と直接の関係はないものの、8.25後楽園大会には赤井沙希が参戦する。


名古屋大会のメインイベントにはのどかおねえさんが出場し、優宇との同期タッグで勝利を収めた。東京女子プロレスにちびっこファンを呼び込むべく「おねえさん」としてデビュー、試合前のピンポンパン体操が名物となっていたのどか。この大会で「おねえさん」を卒業し、8.25後楽園からは新リングネーム、新コスチュームで再出発することに。

(名古屋大会の締めはのどかおねえさん最後のピンポンパン体操)


試合前、観客全員が立ち上がる中で渾身のピンポンパン体操を披露したのどか。試合ではドロップキックから優宇のアバランシュホールドにつなげる合体技を決めると、山下実優をバックフリップで投げ捨ててリング外へ追いやり、優宇のフィニッシュ(滝川あずさに片羽絞めで勝利)をアシストしている。


さらに試合後にもマイクを握ったのどかは「まだエネルギー残ってるんで」と体操おかわり。東京女子の選手たちはもちろん甲田哲也代表、スタッフ、スマホを手にエゴサ中の“大社長”高木三四郎、同会場のDDT夜興行に出場する選手たちをもリングに上げて総踊り状態に。最後は後楽園大会の成功を誓う円陣で締めた。

(「のどかおねえさん」から「天満のどか」へ。心機一転して後楽園から再出発となる)

(C)DDTプロレスリング


これもって「元のどかおねえさん」となったわけだが、大会2日後には新リングネームとビジュアルが発表に。のどかは「天満のどか」として、実の妹である愛野ユキとのタッグで後楽園登場を果たす。写真のように凛々しくなった姿はファンも選手たちも絶賛。あまりの反応のよさに、のどかが「君らちょろ過ぎやしないか(ありがとう)」とつぶやいたりもする中、レスラーとしては「より自分らしく」がテーマでもあるという。


夏のトーナメントではベスト4進出を果たし、実力面でも成長著しいだけに、このキャラチェンジは大きく飛躍するきっかけになりそうだ。


文・橋本宗洋

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