“筋肉アイドル”才木玲佳、“クビドル”伊藤麻希とのタッグ結成を語る「まず個性がぶつからないようにしないと(笑)」

東京女子プロレスのビッグマッチ、8月25日の後楽園ホール大会で“筋肉アイドル”才木玲佳と“クビドル”伊藤麻希がタッグを結成する。

(8.25後楽園大会でタッグ王座返り咲きを狙う才木)


対戦相手はシャッフルタッグトーナメントで優勝している坂崎ユカ&瑞希。空位になっているTOKYOプリンセスタッグ王座をかけてのチャンピオン決定戦だ。


シングル、タッグとも戴冠歴があり、正統派路線を進んできた才木。同じアイドルだが伊藤とは異色のタッグとも言える。才木から見たレスラー・伊藤とはどんな存在か。後楽園ではどんな闘いを見せたいのか。決戦を控えた才木に聞いてみた。


(聞き手・橋本宗洋)

才木 はい、筋肉担当! 元気、やる気、才木玲佳です! よろしくお願いします!


ーーよろしく願いします! もうすぐ東京女子プロレスの後楽園大会ですが、才木さんは昨年8月から後楽園でのビッグマッチで4大会連続タイトル戦になりますね。


才木 そうなんですよねぇ、ありがたいです。これで勝てば防衛戦も組まれるでしょうし、もっと続きそうですよね。


ーー今回は伊藤麻希選手とのタッグということで。伊藤さんからの指名を受けてのタッグ結成ですね。


才木 そうなんですよ。驚いたしどうしようかと思ったんですけど、組んでみようと。


ーー才木さんはパートナーの小橋マリカ選手の欠場でタッグ王座を返上してますから、その悔しさもあって。


才木 マリカと組んで取り返したいっていう気持ちもあったんですけど、マリカも背中を押してくれて。伊藤ちゃんの「悔しさを昇華できるのがプロレスラー」っていう言葉も響きましたね。たぶん下馬評としては、相手のほうが上だと思うんですよ。実力というか技術的な部分で、どうしても伊藤ちゃんが劣ってるって見られがちだと思うので。


ーー実績としてもそうなりますよね。


才木 向こうはもの凄くうまいじゃないですか。連携も秀逸で。タッグトーナメントを見てて泣きそうになりましたもん、悔しくて。ただ伊藤ちゃんは根性とか気持ちの部分で技術を覆せるんじゃないかって。

(名古屋大会での6人タッグによる前哨戦は伊藤が3カウント奪取。後楽園に向け勢いをつけた)


ーー才木さんと伊藤さんは去年の1.4後楽園でアイドル対決という形で闘ってますよね。その後、才木さんはベルトを巻いて。今回は組んでタイトルマッチじゃないですか。伊藤さんもそれだけ成長してるってことでしょうね。


才木 一番凄いのはお客さんを巻き込む力ですよね。勢いだったり。あと“クビドル”っていう呼び方だったり、自分の立ち位置をしっかり作ってますよね。しゃべる内容もそうですけど「プロレスラーに向いてるんだなぁ」って。


ーー伊藤さんの頑張りプラス、才木さんとしてはどこがポイントになりそうですか?


才木 まず個性がぶつからないようにしないと(笑)。どっちも負けず嫌いなので、変にぶつからずに力を合わせるのが大事ですね。歩み寄りも大事かなと。


ーー伊藤さんは才木さんのことをライバルとして意識してたみたいですけど、才木さんはどうですか?


才木 正直、あんまり意識はしてなかったんですよ。やることが違いすぎるから。私が東京女子で意識するのは山下(実優)とか優宇さんなので。あとは(坂崎)ユカさんもかな。


ーーあくまでトップ戦線の選手というか。


才木 私はそんなにマイクでアピールするようなタイプでもないし、試合にきっちり取り組むっていうスタンスなので。やっぱり伊藤ちゃんとはタイプが違うと思ってましたね。


ーー才木さんはプロレスの時はメイクを変えたり、シチュエーション、舞台によって違うスイッチを入れますよね。前に「自分の中にいろんな人格がある」って言ってましたけど。


才木 そうですね、変わりますね。


ーー逆に伊藤さんは全人格をリングにぶつけてくる。プロレスの試合してても違う仕事してても「伊藤麻希は伊藤麻希」っていう。


才木 私は「プロレスラー・才木玲佳」としては強さ重視なんですよ。でもDEADLIFT LOLITA(レディビアードとのユニット)の「れいたん」だとまた違って、伊藤ちゃんともワーワーやり合う感じになるんですけど。そう考えると違いますね、やっぱり。 考えてみたら伊藤ちゃんとそこまで深い話をしたこともなかったし。

(前哨戦、才木も坂崎&瑞希をまとめてブレーンバスターで放り投げるなど、好調ぶりをアピール)


ーー会見では「一緒にご飯行ってないけど友情には関係ない」みたいな話もありましたけど。


才木 LINEとかも知らないんですよ。


ーーホントに一回、ご飯行っといたほうがいいですかね(笑)。


才木 ねぇ。どうしよう、お店選びから揉めないといいんですけど(笑)。あ、でもチーム名はちょっと考えてるんですよ。「アイドル・ザ・根性」みたいな。


ーーかなりオリジナリティありますね……。


才木 一応「アンドレ・ザ・ジャイアント」っぽい響きで。


ーーあぁ~。


才木 私たちの共通点はアイドルっていうことと、もう一つは根性だと思うんですよ。私も根性は自信あるし、伊藤ちゃんも凄いじゃないですか。他の部分に関してはかけ離れてても、そこは一緒だなと。伊藤ちゃんは普段から根性ファイトですけど、私と2人だからこそ見せられるものが出せたらいいなって。


ーー「才木&伊藤」だからこその根性の出し方もあるはずだと。


才木 私はいつもそうなんですけど、パートナーによって、そのチームごとに違う何かを出したいと思ってるんですよ。


ーーマリカさんとのタッグでは気持ちの面でサポート中心という感じでしたけど、今回は根性がテーマになると。確かに伊藤さんは気合いと根性ですよね。あと勢いと。気が付いたらタッグトーナメント優勝の坂崎&瑞希と同格な雰囲気を出して王座決定戦を決めちゃいましたからね。


才木 考えてみたらズルい(笑)。向こうは優勝してるけど、私たちは別のチームで負けてますもんね。


ーーなのに、みんな納得させられてしまうという(笑)。


才木 私としてもチャンスはチャンスなので。


ーー今まで東京女子でシングルとタッグ、両方のベルトを巻いたことがあるのは才木さんと坂崎さんだけなんですよ。で、シングルのベルトを2回巻いたのは山下さんだけ。今回は才木さんか坂崎さん、勝ったほうが初のタッグ王座返り咲きになります。


才木 そうか! いいですねぇ。「初」って言葉、好きなんですよ(笑)。そう言われるとなおさら(ベルト)狙いたいですね。

続きを見る