「簡単にはRIZINに行かせない!」MMA挑戦の仮面女子・川村虹花にプロの壁

アイドルグループ・仮面女子のメンバーである川村虹花のMMAマッチ4戦目、プロ3戦目が9月16日のDEEP JEWELS新宿FACE大会で行われた。

川村は昨年、ガンバレ☆プロレスでレスラーデビューを果たすと、そこから同時進行で練習していたMMAにも挑戦。アイドルとの二足のわらじ(プロレスも含めれば三足)ながら本気で取り組み、セミプロマッチでの勝利に続いてプロデビュー。高いポテンシャルと勝負度胸を見せてきた。


今回、プロ3戦目で対戦したのはYuko.S。海外での試合経験もあり、キャリアで大きく川村を上回る選手だ。序盤は圧力をかけるYukoに対し、川村が下がりながらパンチを返していくという展開。


Yukoが見せた最初のタックルは川村がディフェンス。ヒザ蹴りを返し、体勢を入れ替えてコーナーに押し込む場面も。しっかり粘ってブレイクに持ち込んだ川村だったが、Yukoはすぐに再度のタックルへ。これが見事に決まってテイクダウン。川村は相手を突き放し、立ち上がろうとしたのだが、その立ち上がり際にバックを取られ、リアネイキッドチョーク(裸絞め)で一本負けを喫した。これで川村の戦績はプロ1勝2敗、トータル2勝2敗に。一本負けはキャリア初となる。


試合後、マイクを握ったYukoは川村の力も認めつつ「私だって簡単にここまできたわけじゃない。川村さんも簡単にはRIZINに行かせません」。川村はアイドルとしてさいたまスーパーアリーナのステージに立ったことがあり、格闘家としても目標をさいたまスーパーアリーナ、つまりRIZINだと公言している。


RIZINに出場するには話題性も重要だが、川村が進んでいるのはDEEP JEWELSで勝ち上がる“叩き上げ”の道。成長したところも見せたが、今回はプロの壁に悔しさを味わうことになった。


また今大会のメインでは、韓国のパク・ジョンウンに前澤智が勝利。パクは前大会でベテランの富松恵美に勝った選手だ。対する前澤はSARAMIとのアトム級次期挑戦者決定戦には敗れたものの、復帰戦を白星で飾っている。


9.30RIZINに参戦する同級王者・黒部三奈を頂点としたタイトル争いにおいて重要な意味を持つこの一戦、前澤はテイクダウンで主導権を握り、優位に試合を進めて3-0の判定勝ちを収めた。


勝った前澤は黒部への挑戦を表明。まずは黒部にはRIZINでの浜崎朱加戦という大一番が待っているが、JEWELSでの闘いも見逃せない。RIZINという大舞台だけでなく、JEWELSでのタイトル戦線があり、叩き上げを狙う選手がおり、さらにこの日はベースとなるアマチュア大会も開催された。トップから底辺まで、日本の女子MMAは活気づく一方だ。

続きを見る