9.30世紀の一戦!那須川天心VS堀口恭司は、格闘技の新たな時代の象徴となる

9.30RIZIN・さいたまスーパーアリーナ大会は、那須川天心と堀口恭司のキックルールでの対戦が発表されたことから爆発的な勢いでチケットが売れている。演出プランを変えるなどして客席を増やし、大会10日前となる9月20日の記者会見でも、さらに追加席の販売を発表。最終的には約25000人、RIZIN史上最多の観客動員になることは確実だ。


デビュー以来無敗を誇る“神童”那須川と、UFCトップ戦線で活躍、RIZINでも圧倒的な実力を見せつけている堀口。この2人のマッチアップはまさに夢の対決であり、キックボクシングvsMMAの“異種格闘技戦”としてもファンを熱くさせる魅力がある。


ルールは当初からキックルール(立ち技ルール)と発表されていたが、詳細は交渉中とされていた。対戦決定の会見では、堀口が完全決着を期して「15分一本勝負」をアピール。那須川もこれを受ける構えだったため、ルールの正式決定が待たれていた。


そして9月20日の会見で、榊原信行実行委員長からルールが発表に。それは3分3ラウンド、判定が引き分けの場合は1ラウンドの延長を行なうRIZINの通常のキックルール。相手を掴んでの攻撃は一発のみ有効、グローブは6オンスのボクシンググローブとなる。


かなり薄く、感覚としてはオープンフィンガーグローブに近いとも言われるRIZINキックルールの6オンスグローブ。とはいえこれも規定通りであり、この対戦ならではという要素はない。


榊原氏によれば、ルールの決定は「スムーズでした」とのこと。ルールの違いが勝ち負けに大きく関わってくることもあり、また榊原氏はPRIDE時代、実際にルールにこだわるグレイシー一族との交渉も経験。今回も丹念に調整していくつもりだったようだが、通常ルールにすんなり落ち着いた。


「お互いの自信なのか、器の大きさなのか。くるもの拒まずという感じでした」と榊原氏。那須川はもちろん堀口も「少しでも自分に有利なルールに」とは考えていないのだろう。というより、堀口はキックルールで那須川と対戦することを不利だと考えていないのかもしれない。


魔裟斗vs山本“KID”徳郁を思い起こさせる闘いが、KIDが世を去った直後に行われるのもエモーショナルだ。堀口はかつてKIDのジムに所属、また那須川も、KIDからかけられた「格闘技、盛り上げてよ」という言葉を胸に闘うことになる。


かつての格闘技ブームの、一つの象徴が魔裟斗vsKIDだった。そして那須川vs堀口は、格闘技の新たな時代の象徴となるだろう。

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