写真集発売、イベントにライブも決定の滝川あずさ、卒業前に王者・山下実優と好勝負

東京女子プロレスの新木場1stリング大会が開催された9月22日は、滝川あずさがデビューして3周年の記念日だった。

(山下の得意技であるアティテュード・アジャストメントを切り返してグラウンドへ。滝川の成長がはっきりと示されたメインだった)

(C)DDTプロレスリング


滝川はこの日、記念試合としてメインイベントに登場し、TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優と対戦。団体一期生の山下とは、デビュー戦でも対戦している。


2人はプライベートでも仲が良く、エースである山下にとって、後輩だが歳上の滝川は頼りになる存在のようだ。


デビュー3周年で記念試合というのは珍しいが、滝川は10月で団体を卒業、プロレス引退を控えている。30歳を過ぎ、東京女子プロレスでの「第2の青春」にもケジメをつけようという人生の選択だ。

(試合後にはお互いの友情を確かめ合い、ともにリングを降りた)

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滝川の卒業を、誰よりも引き止めたのは山下だったという。この日も勝利した後でマイクを握り「やっぱり寂しいよ」と涙を見せた。またインタビュースペースでは「3年前と比べて技術やパワーはもちろんですけど、もともと持ってた負けん気が試合に勝つための術として出るようになってましたね。試合をしていて楽しかった」と成長を称えている。


3年前の試合は5分3秒で終わっているが、今回は同じフォール負けでも14分14秒。滝川の粘り、善戦ぶりが光る内容だった。山下のフィニッシュも、タイトルマッチなど大一番でしか使わないクラッシュ・ラビットヒート(ランニングキック)だ。


デビューから初勝利まで2年以上かかった滝川だが、その間にも実力をしっかり蓄えている。最近まで「アズサ・クリスティ」のリングネームで沙希様のパートナーとして活躍、タッグ王者にもなった。


「デビューするまで時間がかかって、この新木場でこっそり泣いていたこともありました」という滝川。3年間で団体も大きく飛躍しているが、「どんどん人が増えて、それでもみんなが信頼しあってる。女性だらけの環境だけど、女性ならではの怖いところが一切ないのが東京女子のいいところ」とも。そしてこの山下戦で「あらためてプロレスの楽しさ、やっぱり好きだなって確認できました」。

(セミファイナルでは天満のどかと愛野ユキの姉妹タッグが坂崎ユカ&ヒカリに勝利。ユキが初の自力勝利を掴み、坂崎&瑞希が持つタッグ王座に挑戦表明。10.8北沢タウンホールでの選手権試合が決定)

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10月8日には卒業記念の写真集が発売、16日には書泉グランデでサイン会&撮影会も実施される。また10.3渋谷大会では、のの子とのタッグ「婚勝軍」が一夜限りの復活。しかも試合ではなくライブを行なう。卒業まではあと一ヶ月ほど。レスラーになる前にはアイドル活動をしていたこともある滝川にとっても、彼女のファンにとっても忘れられない日々になりそうだ。


文・橋本宗洋

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