「全身凶器の怪物くん」鈴木博昭、人生を賭けたONE初参戦で勝利!今後はタイの超怪物たちとの戦いへ

11月23日、フィリピン・マニラで開催された総合格闘技「ONE Championship: CONQUEST OF CHAMPIONS」に、元シュートボクシング世界ライト級王者で、近年「KNOCK OUT」に参戦してきた鈴木博昭がキックボクシングルールで初参戦。リトアニアのデイヴィダス・ダニーラに3-0で判定勝ち。33歳の海外初陣を白星で飾った。


ここ2年の成績は3勝3敗。6月にはKNOCK OUTの初代スーパーライト級トーナメントで不可思に判定負けしたものの、「KO勝ち以外は失敗」と豪語する豪快な試合ぶりでも知られる「全身凶器の怪物くん」。今回は退路を絶って激戦必至のONEのリングへの挑戦をした。


ONEのキックボクシング・バンタム級(-65.8kg)で挑んだ試合。対戦相手のダニーラは、前回のデビュー戦で判定負けしたものの、ムエタイのヨーロッパタイトルなどを獲得した実績を引っさげての参戦となる。


まだまだルール模索中、黎明期といえるONEの立ち技ルールだが、ボクシンググローブではなくオープングローブを着用してのボクシング試合というのが特徴。これまでに行われたムエタイ経験者などの試合でも、壮絶かつ過激な打ち合いが賛否を呼ぶ試合が続いている。


1Rからローを主体に組み立てるダニーラに対し、ステップバックし蹴りを防ぎながら冷静に試合を進める鈴木。蹴りをキャッチし左フック、前蹴りなどでプレッシャーをかける。積極的にスイッチするダニーラに対し、しっかりとパンチに応戦しながら、徐々にカウンターの強烈な左右を合わせ。ラウンド終了間際に、再び鈴木がダニーラの蹴りをキャッチし、左フックからフラッシュ気味だがダウンを奪うことに成功する。


2Rは、両者の蹴りパンチ入り乱れての展開。ここでも蹴りをキャッチした鈴木が、左右のフックでダニーラを強打。蹴りパンチ共に着実に打ち込み、鈴木が試合の主導権を握る。3Rも相手の蹴りが見えた鈴木が、ミドルを潜りぬけながら、前蹴り、ローなどを着実に当てる展開。ローが効き一瞬ひるんだダニーラに、スーパーパンチから連打、それでも前にでる相手に、前蹴り主体に変更するなど多彩な戦いぶりも目立った。積極的に足と手を止めないタフな相手のダニーラに、随所で手数で勝った鈴木が3-0で勝利した。


ONE初参戦で見事初陣を飾った鈴木だが、試合後にツイッターで「実は1Rにこけた時に捻挫して一瞬だけ焦りました。」と告白。「勝って初戦突破はしたんだけど、今はもうKOスタート出来なかった事がただ悔しい…それに所詮まだ本戦パート1試合目に滑り込んだに過ぎない存在。」と、冷静にアジア最強リーグでのデビュー戦を振り返った。


今回、欧州の実力者を退けた鈴木だが、今後タイ人選手など次々と世界の強豪と対峙することが予想される。そんな状況も踏まえて「チャンピオン&バケモンしかいないこの場所でこの位置まで駆け上がる。」とメインイベンターまで登りつめることを誓っていた。

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