青木真也が語る、那須川天心vsメイウェザー戦の一番の楽しみ方

こんにちは。青木真也です。年内最後まで働きます。

AbemaTVの『格闘代理戦争』、DDTプロレスリーグ戦などなど、仕事の振れ幅が大きいです。今年は格闘技で4試合しましたし、よく働いたので年末はゆっくりするような気もしたのですが、大晦日までお仕事をいただきましてありがたい限りです。


11月5日にRIZINが「どうだ!おらっ!」と自信満々で発表した「那須川天心vsメイウェザー」は、我々格闘技ファンも狂喜乱舞で、渋谷センター街でトラックをひっくり返すのをぐっと我慢したほどの大ニュースでした。その後、メイウェザーの「やらないよインスタグラム」の牽制球はあったものの無事に実現とのことでよかったです。元巨人・元木大介の隠し球的なものに試合直前までドキドキする楽しみもあって、受け手側が楽しみ方を問われるマッチアップだと感じています。

那須川vsメイウェザーはエキシビジョンマッチの扱いのようです。このエキシビジョンマッチの幅の大きさというか、グレーさというか、曖昧さが難しく、面白いものだと認識しています。


過去のエキシビジョンマッチで思い出すのは2011年4月に行われたRENAvs神村エリカのエキシビジョンマッチです。エキシビジョンマッチの気持ちで臨んだRENAさんに対して、神村エリカさんが固い左フックでダウンを奪ったシーンは、エキシビジョンマッチを不穏試合にまで一気に格上げした試合でした。


僕としてはエキシビジョンマッチは「できたらやりたくないなあ」が本音です。


勝敗のスパイスがない中で緊張感を出すのは難しいです。逆にいえば勝敗がどれほど自分たちを助けてくれているかがわかります。エキシビジョンマッチは難易度の高い仕事であると思っています。

那須川天心vsメイウェザーは試合当日まで受け手側があーだこーだと妄想を繰り返すのが一番楽しめるのではないでしょうか。僕個人としてはお互いの認識の違いで蹴ってしまった那須川さん陣営と激昂するメイウェザー陣営が、2Rくらいでリング上でグチャグチャになる光景を期待します。そんな期待を持ってしまうと会場に行こうって思えるじゃないですか。平成最後ですし。


12月を迎えます。どんな商売も慌ただしくなると思います。まさに師走。僕も12月は毎週末に何かしらの予定が入っています。どんなときも笑顔で胸を張って懸命に働きましょう。12月の頑張りは来年以降に必ず出ると信じて、格闘小作農は今日も種をまきます。


文/青木真也(格闘家)

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