白昼の惨劇!生放送でまた全裸!男色ディーノの記憶が戻る “DDTクレイジー路線”の雄・MAOを“デスマッチのカリスマ”葛西純も絶賛

10.21両国国技館大会のメインイベントで佐々木大輔に敗れて以降、“DDTのアイコン”男色ディーノは記憶喪失に陥っていた。記者会見などで時おり記憶が戻るものの、そのたびに何かしらに頭をぶつけて「???」な状態に。

(全裸で男色ドライバーを決めていくディーノ。それをカメラから隠そうとするセコンドたちも尻だけ出しっぱなしという白昼の惨劇が展開された)

(C)DDTプロレスリング


そのため欠場が続いていたが、11月25日の後楽園ホール大会だけは出場が義務付けられていた。この大会はDDT総選挙の結果を受けてマッチメイクされるもので、20位以内にランクインしたディーノは「選抜メンバー」として彰人とのシングルマッチが組まれたのだ。


以前からディーノをリスペクトし「自分の節目で試合をしてもらってきた」という彰人は、ディーノの記憶を呼び覚ますべく、あえて「男色殺法」を誘うのだが、なにしろ本人に記憶がないため「人前で何やってるんですか!」状態。男色殺法のチャンスにも、河津落としなど普通の技しか出さないディーノなのだった。


ともあれセコンドの大石真翔たちも必死でディーノに呼びかけ、最終的には彰人サイドも含めて全員ケツ出し&組体操でピラミッド。これが日曜の昼間に生中継されたのだから恐ろしいが、その直後にはさらなる衝撃が待っていた。


「お前の名前は男色ディー……?」と聞かれたディーノ。場内が一瞬、暗転し、再び照明がつくと、リング中央にいたのはすべてを脱ぎ捨て、股間にタイツを挟んだだけのディーノだった。両国大会でも全裸攻撃・アルティメット男色殺法が“放送事故”級の大惨事となったが、今回も懲りずにまたやらかしたことになる。


しかしそれこそがディーノ復活の証。「私の名前は男色ディーノ!」と高らかに宣言、DDTのアイコンは裸体を誇示したのだった。なお、試合自体はまったく収拾がつかずに無効試合となっている。

(“DDTクレイジー路線”の雄としても脚光を浴びるMAO。葛西戦では頭に竹串を刺されながらも大善戦)

(C)DDTプロレスリング


この大会では、葛西純vsMAOのハードコアマッチも大きなインパクトを残した。“デスマッチのカリスマ”と呼ばれ、後楽園ホールのバルコニーからのダイブなど数々の伝説を残している葛西。対するMAOはDDT期待の新鋭で、今年は駐車場の社用車で“大社長”高木三四郎をはね飛ばし、キャンプ場プロレスや両国大会のウェポンランブルでも活躍。シングルトーナメント「KING OF DDT」上位進出、マイク・ベイリーとのタッグ王座奪取など実績も残している。


正統派としても“クレイジー部門”としても期待される21歳は、レジェンド・葛西に対しても臆さず攻撃。股間に仕込んだアヒルのおもちゃを大量に投げつけたかと思えばプラスチックケースを抱えたままの場外ダイブ。イス、ラダー(ハシゴ)を使った攻防でも一歩も退かず、頭に竹串の束を突き刺し合う場面も。最後はパールハーバースプラッシュ、垂直落下式リバースタイガードライバーと必殺技の連打に沈んだが、その闘いぶりは葛西も絶賛するほどだった。

(「俺っちの完勝だった」としながらもMAOを称えた葛西。パールハーバー・スプラッシュからリバースタイガードライバーと手加減なしのフィニッシュで応えた)

(C)DDTプロレスリング


「可愛い顔してえげつないことやるし、頭おかしいことやるし。俺っちが求めてた刺激だよ、あれが。MAOちゃん、おめえがもっとビッグになったら、また相手してやる」(葛西) MAOの試合後の言葉は「最高すぎる。今日の私はハイでした。ガンギマリですよ」。そして12月1日から始まるリーグ戦・D王グランプリに向けても「この境地に行けたら敵はいないです」。


その言葉通り、D王初戦では団体の顔の一人であるHARASHIMAに勝利してみせた。しかもメインでの3カウント奪取だ。新世代が台頭しているDDTの中でも、今年とりわけ多くの経験を積み、観客の記憶に残る場面を作り出したのはMAOだろう。団体外の選手も含め強豪揃いのD王でも、優勝戦線に絡んでくる可能性は充分にある。


文・橋本宗洋

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