才木玲佳、必殺技に隙なし!1.4後楽園“女子プロレス界の横綱”里村明衣子との一騎打ちへ!

12月22日の東京女子プロレス・板橋グリーンホール大会では、「クリスマススペシャル6大シングルマッチ」として、ファンイベントの際に抽選で組み合わせが決まった6試合のシングルマッチが行なわれた。

(短い時間ながら中身の濃い試合を繰り広げた才木とのどか)

(C)DDTプロレスリング


試合はすべて10分一本勝負。メインの坂崎ユカvs中島翔子は1.4後楽園大会でのタッグ王座戦を見据えた前哨戦でもあったが、時間切れ引き分けに。トップ選手同士の対戦だけに、やはり10分は短かった。


しかし試合内容を見れば、どの試合も充実したものに。とりわけインパクトが強かったのは、“筋肉アイドル”才木玲佳vs天満のどかの一戦だ。


2018年、才木は1.4後楽園大会でTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王座を山下実優に奪われたものの、5.3後楽園では小橋マリカと組んでタッグ王者に(後に小橋の負傷欠場で返上)。次の1.4後楽園では“女子プロレス界の横綱”里村明衣子との一騎打ちが待っている。


対するのどかは夏のトーナメント「東京プリンセスカップ」で現王者の山下を下し、ベスト4に進出。リングネームを「のどかおねえさん」から改名し、実力派として飛躍を果たした。

(のどかもパワーファイターとしてトップ戦線に入ってきた選手。WARスペシャルを得意技の一つにしている)

(C)DDTプロレスリング


試合はあらゆる局面で真っ向勝負。のどかがヘッドロックでしつこく締め上げれば、才木はキーロック。スタンドではのどかがショルダータックルで豪快になぎ倒してみせる。シンプルな技だが、その迫力は相当なもの。のどかのそれは「つなぎ技」ではなく、相手に確実にダメージを与える見せ場になっている。

(高さのあるドロップキックなど、軽快な動きも才木の持ち味)

(C)DDTプロレスリング


さらにWARスペシャルで痛めつけたのどかだが、才木はドロップキックを返していく。タワーブリッジ(アルゼンチン・バックブリーカー)などパワフルな技を得意としつつ、立体的な動きも使えるのが才木の長所だ。


のどかのフィニッシャーであるキルスイッチは才木が切り返してレインメーカー式にラリアット。そこから必殺の連続攻撃である武藤敬司公認シャイニング・ウィザード→ジャックハマーを叩き込んで才木がフォール勝ち。7分59秒というタイムの中に、それぞれの持ち味が詰まった熱戦となった。


この日は試合数が多かったとはいえ、この試合が中盤戦に組まれたことは、今の東京女子プロレスの陣容が分厚いことの証明だろう。里村もその勢いを認めているという。

(12.22板橋大会のメインは坂崎vs中島。タッグパートナーでもあるだけに裏の読み合いといった攻防となり、あっという間に10分時間切れに)

(C)DDTプロレスリング


才木にとって、今回ののどか戦は里村戦への期待感をさらに高める内容だったと言っていい。1.4後楽園のメインは山下vs伊藤麻希のシングル王座戦。そこに坂崎&瑞希vs中島&里歩のタッグ王座戦、才木vs里村も組まれ、団体史上屈指のマッチメイクとなった。その中で才木が狙うのは、大会ベストバウト奪取。のどか戦の仕上がりを見ると、その可能性は充分にあると言っていいだろう。


文・橋本宗洋

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