青木真也、「プロモーターや客を見て商売する時代ではない」

あけましておめでとうございます。青木真也です。号泣中年です。

旧年中はお世話になりました。本年も低めにまとめるピッチングを心がけていきますので、お付き合いよろしくお願いします。


年始に意気込んだところで1年間持続した試しがないので、年始にかました目標を立てることには懐疑的です。そもそも今年はいい年にするぞっておかしいだろ。今年をいい年にするのは、今までの積み重ねであって、今年はいい年にするぞって意気込み自体が無茶で都合のいいものです。今までどう生きてきたかが目の前にある結果なのです。問題に対して、解決策よりも共感が大切と恋愛ではいいますが、何の解決にもならないじゃないですか。今年も自分の目標に向かってコツコツと積み上げていきましょうね。

年末に話題を集めたabemaTVの「格闘代理戦争」。青木推薦選手の古瀬美月は決勝で敗退。結果だけ見れば納得できるものではないのだけども、彼女の成長は僕の想像をはるかに超えて今は立派なプロファイターになりました。何よりも僕が彼女に成長させてもらったと思っています。感謝しているし、この恩を、これからの格闘技人生を通じて彼女に返していきたいです。


明日また生きるぞ。


彼女が試合前から、優勝賞金300万円でほしいと言っていたスニーカーをプレゼントしようと思いました。せっかくだから、僕以外にも彼女に何かしたい、感動のお礼をしたい気持ちがあるけれども、どうしたらいいかわからない方がいるのではないかなと思って、投げ銭ができるアプリ「ポルカ」で気軽に募ってみました。あっという間に10万円を超えて、軽い気持ちでやったのが責任を感じる金額に。番組以前に彼女が試合をしていたファイトマネーをはるかに超える金額で、彼女自身が数字で感動、感謝、やりがいを感じることができると思います。アーティストが対価を得る方法として、一つの方法だし、本来のあるべき姿のように感じます。


格闘代理戦争の共感を数字で確認して、改めて、どう生きていくのかが問われる時代になったのだと思いました。プロモーターを見て商売する時代ではないし、客を見て商売をする時代でもないと思っています。自分が何をしたくて、何を見せたいのか。どう生きていくのかが問われています。お前はどうするんだ。そこでいえば、北岡川尻のしょーもないおじさん二人による、しょーもない試合に人々が熱狂するのもわかります。お前らいつまでやってんだよ。おつかれさま。かっこよかったよ。観てないけど。

2019年もいろいろあると思いますが、日々コツコツ頑張っていきましょう。


文/青木真也(格闘家)

続きを見る