「この借りはDDTでしか返せない」救急搬送で欠場中のDDT・吉村直巳、2.2板橋大会で復帰

(1月10日の記者会見、万全をアピールした吉村) 


 2月2日のDDT・板橋グリーンホール大会で、負傷欠場中の吉村直巳が復帰することになった。


 吉村は昨年、DDTの若手ブランド・DNAの活動休止に伴い海外遠征に出発。他の選手とは違う経験値を得て帰国すると、KO-D無差別級王者である佐々木大輔にケンカを売った。1月3日の後楽園ホール大会でのタイトル挑戦が決定、飛躍のきっかけを掴んだ吉村だったが、その直前にアクシデントに見舞われてしまう。


 12月30日の後楽園大会、佐々木とタッグマッチによる前哨戦でぶつかった吉村は、ペディグリーの受身に失敗。脳天からマットに突っ込み、立ち上がれない状態に。観客が静まり返る中、担架で退場した吉村はそのまま救急車で病院に搬送された。当然、1.3後楽園でのタイトルマッチも中止になった。


 診断の結果は頚椎捻挫。場所が場所だけに、大事をとって3日ほど入院したものの、ドクターからのゴーサインが出たことで復帰が決まった。発表があった1月10日の時点で、すでに練習は再開。問題なくリングに上がることができそうだ。2.2板橋大会では上野勇希とのシングルマッチが組まれた。これまでにも好勝負を展開している同い年のライバル同士、今回も期待してよさそうだ。


 吉村の負傷について、技を仕掛けた佐々木は「受身が取れないならリングに上がるな」と厳しい言葉を残している。プロに徹したコメントは、プロレスの厳しさを感じさせるものでもあった。この佐々木の言葉について、吉村は「正直ぐうの音も出ない」。アクシデントで試合終了、タイトルマッチ中止となったことで「佐々木大輔には借りができた」とも。自分への苛立ちや怒りを感じているが、それをすべてリングにぶつけるつもりだ。


「この借りはDDTでしか返されへん。頭丸めるくらいの気持ちで一からやり直す」


 吉村はDDT屈指の大型レスラーでありパワーファイター。ふてぶてしい雰囲気も含めて将来性抜群のホープだけに、今回の負傷で高めてしまった注目度をプラスに転化することも難しくはないはずだ。

文・橋本宗洋


(C)AbemaTV


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