「常軌を逸している」DDT両国大会で丸藤と一騎打ちの遠藤、会見中に弁当&タンパク質補給で内田会長激怒

(会見中に弁当を食べ始めた遠藤。内田会長は「常軌を逸している」) 


2月17日のDDT両国国技館大会で、遠藤哲哉vs丸藤正道という注目のシングルマッチが行なわれる。


 プロレスリング・ノアの丸藤は日本マット界を代表するトップレスラーの一人。独創的なファイトスタイルで知られるが、近年ではチョップ一発で観客の目をくぎ付けにする円熟味も魅力だ。


 対する遠藤はDDT新時代を担う27歳。竹下幸之介との60分フルタイムドロー、両国メインでの対戦などトップ戦線で活躍してきた。今回は久々と言っていいシングルでのビッグチャンスだ。


 丸藤は1月10日の会見を欠席したものの、ノア・内田雅之会長を通じてコメントを発表。遠藤を「とても気になる存在」で「ポテンシャルを見ると日本のプロレス界でもおそらくトップでしょう」と称えている。その上で「(プロレスは)それだけではないというところをぜひ体感してほしい」と丸藤。


 まだ遠藤が味わったことがないであろう、プロレスの奥深さ。それを知っていることが丸藤の最大のアドバンテージか。しかし遠藤にも臆するところはまったくない。


「いい試合をするつもりはない。丸藤を潰しにいきたい」


 加えて丸藤が寄せたコメントについても「本当に本人が考えたのかなと。凄くつまらないコメント。本当に本人が考えたんだとしたら、天才も落ちぶれたものだなと思います」と斬って捨てた。


 歯に衣着せぬ言葉を次々と放っていく遠藤に対し、内田会長は「丸藤本人がいないとずいぶん行儀の悪い話ができるもんだなと」。思わず苛立ちを口にした内田会長の横で、遠藤は「時間だから」とバッグから弁当を取り出して食べ始めた。


 メニューは白米、ブロッコリー、牛もも肉。研ぎ澄まされた筋肉でもファンを魅了している遠藤はトレーニングだけでなく食事へのこだわりも強く、決まった時間に栄養(タンパク質)補給をする。それもプロテインだけに頼らず、食事で自然に摂取することを重視しているそうだ。


 所属ユニットは「群れない、媚びない、結婚しない」が合言葉のDAMNATION。しかし体作りに関してはいたって真面目な遠藤なのだった。しかし真面目さの度が過ぎたのかDAMNATIONの悪影響か、会見中に弁当は礼を失していた。


 「常軌を逸している」と顔をしかめる内田会長。DDTの今林久弥APが謝罪するも、遠藤は箸を動かしながら「いいよ謝んなくて」。写真撮影の際には今林APも「すいません食事中に」と口を滑らせてしまい、内田会長が「会見中でしょう!」と突っ込まざるを得ない場面も。


 大一番決定にもマイペースを貫いた遠藤。かつての純朴な人柄を知るファンは愕然としそうだが、これも成長と言えなくもない。少なくとも遠藤には“格上選手の胸を借りる”という気持ちはなさそうだ。なお、遠藤によると牛もも肉は脂肪が少ないためおすすめとのこと。

文・橋本宗洋



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