“筋肉アイドル”才木玲佳、小橋マリカと再びタッグ王座挑戦表明 「これはマリカがくれたチャンス」

(1.19原宿大会で万喜とヒカリは2度目のタッグ。中島翔子&白川未奈と対戦し、万喜が白川をフォール)

 

 東京女子プロレスは1.4後楽園ホール大会から2019年のスタートを切った。この大会ではシングル王者・山下実優、タッグ王者・坂崎ユカ&瑞希らがともに防衛を成功。タイトル戦線に動きが出たのは、1月19日の原宿大会だ。

 

 1.4後楽園で負傷による長期欠場から復帰した小橋マリカが才木玲佳と組み、坂崎&愛野ユキに勝利を収めた。ユキをフォールしたマリカは試合後、「私は欠場前より強くなってる」と手応えをアピール。そして才木に「もう一度、タッグのベルトに挑戦させてください」と呼びかけた。才木とマリカはタッグ王座を保持していたものの、マリカの欠場で返上した経緯がある。


 才木はその後、伊藤麻希とのタッグで坂崎&瑞希との王座決定戦に臨み、敗れているためタッグベルトへの思いには「ケリをつけた」という。しかし「ユカさんとは試合をしていて楽しい。ベルトをかけて闘えるならやるしかない。これはマリカがくれたチャンスですね」と王座奪還に乗り出すことになった。

(挑戦者決定戦が決まり、睨み合う才木&マリカと万喜&ヒカリ)


 そこに待ったをかけたのが万喜なつみと乃蒼ヒカリ。万喜は昨年までアクトレスガールズで活躍し、今年に入ってフリーとして東京女子にレギュラー参戦している。抜群のアイドル性だけでなく、スピーディで柔軟な動きや負けん気の強さもあって、早くも新天地で存在感を残していると言っていい。


 アップアップガールズ(プロレス)のヒカリはデビュー2年目。新人レベルに収まらない活躍で力を示したいところだ。アイドルとプロレスの同時進行で活動するアプガ(プロレス)だが、ヒカリはもともとレスラー志望だけに、結果を求める思いも強い。そこに、万喜との出会いという刺激があった。1.5北沢大会と1.19原宿大会でタッグ結成、1.13大阪大会ではシングルマッチで対戦と3大会連続で絡んだ2人。「(ヒカリは)やられても立ち上がる姿が昔の自分に似ている気がして」と万喜。ヒカリは万喜について「ファイトスタイルとか、私が目指すべき先輩、理想像かなって思います」と話した。大阪大会でのシングル対決は両者の気迫が噛み合った好勝負。その上で原宿大会ではタッグで勝利しており、新鮮さ以上の期待感がある組み合わせだ。

(昨年は成長著しいマリカを才木がサポートする形で結果を残したが、今回の王座再挑戦ロードではどうなるか)


 「じゃあ潰し合ってもらって」という王者・坂崎の提案で、1月26日の板橋グリーンホール大会で才木&マリカvs万喜&ヒカリのタッグ王座挑戦者決定戦が行なわれることに。才木とマリカにとっては「もともと自分たちが巻いていた」ベルトを取り戻すための闘いであり、万喜とヒカリにはタッグ王座がレスラーとしての重要なステップアップになる。


 「挑戦者決定戦も、その後のタイトルマッチも負ける気がしない」と強気のヒカリ。元王者に対しても現王者に対しても、もはや胸を借りるつもりはないということだろう。マリカとは昨年夏のトーナメントでも対戦予定だっただけに(マリカの負傷欠場で中止に)、ここでタイトル絡みで対戦する意味は大きい。そしてどちらのチームが勝つにせよ、王座を盤石のものとしている坂崎&瑞希を倒す可能性をどれだけ感じさせるかも大きなポイントになってくるだろう。


文・橋本宗洋

写真:(C)DDTプロレスリング

続きを見る