格闘技界を変えるのは「よそ者、若者、バカ者」 青木真也「僕はバカ者枠で」

 こんにちは。青木真也です。


 2月になりました。3月に控えたONE日本大会に向けたプロモーション活動も活発になってきています。自分が試合をする、自分の団体の日本大会なので、人任せにすることなく、懸命に仕事を全うします。経験を生かして、今だからこそ、自分だからこそできる仕事があると思っているし、それこそ今です。いいから行けよ! だし、やってやろうじゃないか! だ。


 1月は例年、格闘技界に大きなニュースがないのですが、現在の話題といえば「ONEと修斗のスポンサーシップ」です。昔からの修斗ファンからすれば、言いたいこともあるだろうし、修斗の歴史から見たら首をかしげる部分はあるとは思うのだけども、皆が豊かになればそれでいいと思うようにしています。これは自戒なのだけども、理屈をこねたり、正論を語ることよりも現場の声や現場の問題を大切にしていくことで、好転することはあるのだと思っています。


 格闘技にいい人材、お金が入ることで産業化していくことが目的なのだからありがたい話でしかないです。業界を変えるのは「よそ者、若者、バカ者」。僕もバカ者枠で携われるといいなあ。


 ONE一色までとはいかないまでも、ONEの存在感が増している格闘技業界。


 ONEが日本国内での知名度、影響力が大きくなることは業界にとってよいことです。しかし、ONEが大きくなることで他の団体や価値観が縮小、消失してしまうことはマイナスであると僕は考えています。多様な価値観が存在するほうがよいし、競い合って盛り上がる関係が構築されたほうが健全です。RIZINがあって、UFCがあって、ONEがあって、アマで楽しむ格闘技がある。多様な価値観が存在する世界が豊かで多くの人の笑顔が見れるんじゃないのかなって僕は考えていますよ。


 メディアとブランドの境目がなくなってきているけども、格闘技もメディアと団体の境目がなくなってくるし、その流れのわかりやすいものが僕もかかわっているAbemaTVの『格闘代理戦争』だと考えています。メディアとして偏っていることは大事な要素だとは思うのだけども、バランスを取る意味でONE以外の価値観を格闘技メディア、AbemaTVは大切にしてほしいと思っております。釈迦に説法なことは承知の上で。

 最後に宣伝をさせてくださいな。


 2月20日に『ストロング本能』(KADOKAWA)が出版されます。僕が選手活動を通じて感じたことを、日常に置き換えて、どう生かすかを考え伝えていく本です。自分のものさしを持って楽しく生きる助けになることができる本だと思うので、よろしくお願いします。


 それでは2019年、残り11ヶ月もコツコツいきましょう。


文/青木真也(格闘家)


(C)AbemaTV


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