プロレス“西の聖地”の最終興行で“団体の枠を超えた”新世代エース対決が実現! 気になるカードは?

(2月21日に行われた記者会見。大一番を連続で迎えるイケメンは神妙な表情)


 2.17DDT両国大会でKO-D無差別級王座に返り咲きを果たした竹下幸之介が、試合後に新たな野望として打ち出したのが他団体選手との対戦と地方大会での防衛戦実現だった。


 大会一夜明け会見では、さっそく挑戦者を逆指名。WRESTLE-1(W-1)の人気選手で、昨年のDDTリーグ戦「D王グランプリ」で竹下を破っている黒潮“イケメン”二郎だ。入場シーンをはじめ圧倒的な華があり、空中殺法を得意としつつトリッキーこの上ないイケメンとの試合は、竹下にとって「トラウマ級の苦い思い出」だという。


 これを受け、3日後に対戦が正式決定。舞台は3月31日に開催される『さよなら博多スターレーン』興行だ。これも竹下の希望によるもの。プロレス界で“西の聖地”と呼ばれる博多スターレーンは、3月いっぱいで閉館となり、その最終日に大日本プロレス、東京女子プロレス、DDTが連続で大会を開催する。竹下vsイケメンは、おそらく“西の聖地”でのプロレスの歴史を締めくくる一戦となる。


 タイトルマッチとして発表されたこの闘い。しかし現在、DDTでは名物企画「いつでもどこでも挑戦権」が発動しており、博多大会前に挑戦者が現れる可能性もある。竹下としては、不測の事態に備えてタイトルを守り続けることが、イケメンとの王座戦を実現させる条件となる。加えて3月21日のW-1大田区総合体育館大会では、イケメンがT-HawkのW-1王座に挑戦。ここでイケメンが勝ち、3.31博多での試合がDDTとW-1の頂上決戦、王者対決になる可能性もあるわけだ。竹下はそれを見越してイケメンを指名したという。


 「DDT、W-1、プロレス界全部が僕たちを中心に盛り上がれたら」とも語っている竹下。一方のイケメンにとっては、この3月は2冠のチャンスであると同時に試練となる。団体トップクラスの人気選手でありながらW-1王座を戴冠したことがないだけに、3.21大田区では実力を証明したいところ。


 「僕なりの悩みがいくつもあって、それにぶつかってる時期」だとイケメン。将来を嘱望されて続けてきた選手であり、今はキャリアの中で“人気者”から“真のトップ”へと成長するための大事な局面を迎えていると言っていい。

 

 竹下について「プロレス界全体で、この世代で一番脅威を感じる。組んでみたいと思ったこともある」と意識していたイケメン。王者対決を「実現しなきゃいけない」と言い、「3月は勝負の月」、「生まれ変わります」とも。


 王座戦、ノンタイトル、王者対決、どのような形で行なわれるのかはまだ未確定だが、竹下vsイケメンが今のプロレス界で屈指の好カードなのは間違いない。これから何度も名勝負を展開していくことにもなるだろう。博多スターレーン最後の闘いは、そうした歴史の1ページになるものであり、プロレス界の今と未来を見せてくれるはずだ。

文・橋本宗洋


(C)AbemaTV


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