「久保はどこだ?」野杁を下したピケオー、“ジャパニーズ・ドリーム”は最終章へ

 3月10日に開催されたK-1のビッグマッチ、さいたまスーパーアリーナ大会には強豪選手、人気選手が数多く出場したが、その中でもとりわけ勝負の行方が注目されたのが、ジョーダン・ピケオーvs野杁正明の一戦だ。


 ピケオーはKrushのスーパー・ウェルター級チャンピオンだが、K-1では昨年から階級を下げ、ウェルター級でベルトを狙っている。階級を下げての木村“フィリップ”ミノル戦でもKO勝利を飾っており、この階級でも絶好調だ。初来日以来、日本人選手には未だ無敗でもある。


 そんなピケオー打倒に「自分しかいない」と名乗りをあげたのが野杁。K-1甲子園で優勝して以来、常に最前線、トップクラスで闘い続け、“怪物”という異名も持つ。K-1ではスーパー・ライト級(65kg)でタイトルを獲得し、現在は階級を上げて2階級制覇を狙う。


 パンチ、蹴り、ヒザとあらゆる攻撃で相手を倒しにかかる爆発力が持ち味のピケオーに対し、野杁はハイレベルなテクニックの持ち主。加えてパンチで倒す力も上昇中だ。どんな内容になるのか、どんな結果になるのか。予想が難しかったこの試合はピケオーがアグレッシブな攻撃でリード。野杁のカウンターを恐れず、どんどん前に出ていけるのはピケオーくらいのものだろう。


 躍動するピケオーに対し、野杁も冷静に攻撃を返すのだが決定的な場面はなし。2ラウンドには至近距離からのハイキックをヒットさせたのだが、主導権を奪うまでには至らなかった。判定は2-0。僅差ながら、攻めの姿勢を貫いたピケオーが野杁をも下し、対日本人の連勝記録を伸ばしている。


「ピケオーが強かった。それだけですね」と試合後の野杁。勝ったピケオーは野杁を振り切ったことで、さらに株を上げたと言っていい。そしてもちろん、この勝利で久保優太が持つウェルター級タイトルへの挑戦に最も近い存在になった。


「久保はどこだ? すぐにでもタイトルマッチをやろうじゃないか!」


 観客の前で堂々と挑戦表明してみせたピケオー。Krushでの佐藤嘉洋戦から始まったピケオーのジャパニーズ・ドリームは、いよいよクライマックスを迎えようとしている。


(C)AbemaTV


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