「さあ行こう」青木真也、3・31「ONE Championship日本大会」直前手記 2年半の時を経てリベンジのケージへ

こんにちは。青木真也です。


試合を今週に控えています(3月31日ONE日本大会)。試合前の追い込み練習を終えて、今は疲れを抜きつつ整えている時期です。毎回のことではあるのですが、試合前の追い込み練習を終えると安堵感があります。ケガなく、いい状態で作り上げられた達成感と安堵感であり、試合を迎える緊張と期待が混じり合った言葉で表すには難しい不思議な感覚です。今回もやるべきことは全てやってきたので、悔いはなく、あとはケージの中に、丁寧においてくる作業を残すのみとなりました。


気持ちは澄んでいます。


ただ周りで応援してくださる方々や関係者は気持ちが高ぶるようで、大会に向けて鼻息が荒くなっているのを感じます。本人よりも周りが熱くなるケースは多々あるのですが、「まあ落ち着けよ」と思っています。散々煽って感情移入させておいて、自分勝手な話なのですが、「まあ落ち着け」と。十分に力になっているし、想いは通じています。その想いに応えようとずっとやってきた中で、今週の試合が一つの終着点だというだけなのです。皆には感謝してもしきれないくらいです。


追い込み練習中で心身ともに疲弊しているときに応援してくれるメッセージを見て、徳俵一杯で踏ん張ることができたのも事実です。若い時は一人で頑張っているように思っていたけれど、今は皆に後押しされて頑張れているのを実感しています。


ありがとう。そして落ち着け。


格闘技選手をしていて、応援してもらえることはありがたいことです。ただ格闘技という職業が特別だとは思っていません。闘っている姿が見えやすい職業だから特別のように思われますが、格闘技選手だけではなく、どんな仕事の方も闘っていることは事実です。格闘技選手だけが闘っているような驕りや勘違いを持った時点で、格闘技の技術以上の価値は生まれないはずです。


格闘技の価値は全ての闘っている人を勇気付けたり、踏み出すきっかけを作る仕事です。35歳で必死に闘っている姿を見て何か感じていただけたら嬉しいです。


3月31日。何かと闘っている人はぼくらの闘いを見てほしい。損も得もさせてあげられるかはわからないけれど、必ず感情が動いて何かを感じることのできる大会です。さあ行こう。

文/青木真也(格闘家)


(C)AbemaTV


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