パンクラス王者・仙三、ONE初戦にして“日本人キラー”キンガドと激突

 3月31日に開催されるONE CHAMPIONSHIP初の日本大会「ONE:NEW ERA」。いち早く発表された青木真也や長谷川賢、若松佑弥、秋元皓貴らに加え、急遽フライ級のキング・オブ・パンクラシスト・仙三の参戦が発表された。先日パンクラスとONE CHAMPIONSHIPのパートナーシップが発表されたばかりだが、フライ級トーナメントをアンドリュー・レオーネ(アメリカ)が怪我で欠場することを受けて、ONE期待のホープであるダニー・キンガド(フィリピン)と仙三の対戦が実現した。


 現ベスト・オブ・パンクラシストという肩書きからも、遅かれ早かれ仙三のONE進出は実現していただろう。昨年2月に行われた若松佑弥とのタイトル戦では、巧みな試合運びと精度の高い打撃技術で圧倒、飛ぶ鳥を落とす勢いでパンクラスを席巻してきたホープ・若松に完勝した。体調不良と戦いながら、試合直前に逝去した祖母に勝利を捧げるという人間臭い物語も涙を誘った。


 実質パンクラスのフライ級最強の男が“棚ぼた的”に東京大会に参戦するというのも贅沢な話だが、対戦相手のキンガドは、日本勢にとっても曰く付きの相手でもある。ONEを代表する実力者揃いのチーム・ラカイ所属のキンガド。昨年参戦した若松を判定で下し、今年1月にはONEで存在感を見せてきた和田竜光にも判定で勝利。対日本人2連勝という「日本人キラー」的なポジションを確立しつつある。

 そんな縛りを抜きにしても、戦うごとに卓越した技術を磨きみるみる強くなっているキンガド。仙三にとっては、ONE初戦で迎える相手としても申し分ない。激戦区フライ級戦線で勝利し、今後の存在感をしっかりと示すにはベストな対戦相手といえる。


 近年の仙三といえば世界への挑戦、UFC進出を目標に掲げてきたが、元UFCのフライ級絶対王者デメトリアス・ジョンソンという絶好のターゲットがアメリカ大陸からこのアジアの超激戦リーグへの参戦を表明した今となっては、ONEは紛れもなく世界一の称号を得るための場といえるだろう。


 急遽の参戦、準備期間の短さなどネガティブなファクターを挙げるとキリはないが、仙三自身もツイッターで「このフライ級トーナメントに出たい気持ちとこれを越えれば必ずまた自分は強くなる。そう思ったので出場を決めました。1年2カ月振りの試合になりました。厳しい試合になると思います。試合まで1日を大事にしていきたいと思います。いつも自分を支えてくれ応援してくれる皆様にどうしても勝ちを見せたい。だから死ぬ気で勝ちを掴みにいくその気持ちだけです」(抜粋)と力強い参戦表明をしている。


 ONE Championship日本大会を前に公式YouTubeチャンネルでは、仙三と対戦するキンガドも在籍するフィリピン最強軍団、チーム・ラカイにも独占取材を敢行している。青木真也と対戦するエドワード・フォラヤン、次回のフィリピン大会で猿田洋祐へダイレクトリマッチでタイトル奪還を目論むジョシュア・パシオなど、常に日本勢の前に立ちはだかるラカイの強さの秘密を追ったドキュメンタリーも見応え十分だ。

(C)AbemaTV


【日本初開催】ONE Championship 日本大会 "A NEW ERA"
3月31日(日) 15:15から生放送

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